“ひな祭りを祝おう”の号 2014.2

 ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う行事。お雛様は厄除けの守り雛でもあります。と、ここまでNETで確認。でも、きっとその起源は、女の子たちのお人形遊びだったのだと思っています。お人形と心を通わせることが出来るのは、残念ながら子ども時代だけ。1年に1か月だけのお雛様との逢瀬を、たっぷり楽しんでほしいですね。

 

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のはらのひなまつり

 

神沢利子 
岩村和朗 
金の星社
\1,890.(税込)
初版 2008.3.20
横21cm×縦21cm
対象:3歳から

 

 

 

  ひなまつりを祝おうと、ともこは紙でお雛さまを作り始めました。ところが、風が吹いて来て、ともこのお内裏様とお雛様は飛ばされてしまったのです。慌てて追いかけるともこの前を、動物たちが次々と駆けて行きます。仲良しのみーやとたっちゃんと一緒にそっとついて行ってみると、そこはたんぽぽ野原で、作りかけだったともこのお雛さまが、もうちゃんと着物を着せられて並んでいたのでした。

 


 

 

もりのひなまつり

 

小出保子 文・絵.        
福音館 
\840.(税込)
初版 2000.2.10(こどものとも1992年)
横27cm×縦19.5cm
対象:4歳から

 

 

 

 森の近くに家があって、その蔵にはねずみばあさんが住んでいました。春も近いある日、ばあさんのところへ、野ねずみ子供会からお願いの手紙が届きました。おひな祭りを一緒に祝いたいので、、蔵で眠っているお雛様たちを森へ連れてきてほしいと。その話にすっかり乗り気のお雛さまたちを連れて、ねずみばあさんは心配しいしい森へ。森に住む動物たちは大喜びでお雛さまたちを迎え、それはそれはたのしい時間を過ごしました。でも、お雛さまたちが少々羽目を外しすぎ、その上帰るころには雪も舞い始めて・・・。

 


 

 

折りびな

新版

 


田中サタ 
真田ふさえ 
三水比文 協力
福音館
\2,415.(税込)
初版 2012.12.20

横24.5cm×縦28.5cm
対象:子どもからおとなまで

 

 

    

 手仕事が好きだったという著者が、昔覚えた和紙のお雛さまを周りの人に紹介したのがきっかけで、福音館から作り方の本が出版されたのが1969年。一時期絶版となっていたものを、新たに版を起こして出版されたのがこの本です。紙にもこだわった著者の意向を受け継ぎ、手漉きの和紙がひと揃え付いています。付属の紙をこの本の説明通りに折れば、折り雛の3段飾りが出来上がります。気品溢れる、見飽きることのないお雛さまですよ。作ってみませんか?


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